みんなのちょっと聞きたいことに、
みんなで答えよう!

Z・ONEコネクト

Z・ONEメンバーズの皆さんから
お寄せいただいた
「ちょっと気になること」
「みんなに聞いてみたいこと」の中から、
毎月、話題(テーマ)を絞って
ご紹介していきます!

2023年7月のテーマは
「家庭でできるSDGs」

最近、TVなどでもよく耳にする「SDGs」ですが、いまいち実生活と結びつけられていない気がして…「しっかり取り組んでいます」とは言えません。
皆さんが心がけていることを知りたいです。(40代 組合員の妻)

SDGsとは、私たちが地球に住み続けるために、世界の環境問題や差別、貧困、人権問題などの課題をみんなで解決・改善していこうと定められた17の目標のこと。SDGsという言葉はよく聞くようになりましたが、日常生活で意識している人はどのくらいいるのでしょうか。

今回はZ・ONEメンバーズの皆さんに、SDGsについて日ごろから取り組んでいることや意識していることを伺いました。

SDGsで取り組んでいること、意識していることは?

今回は1,798名から回答をいただきました。
なんと半数以上の方が、「食べ残しをしない(1,192名)」「エコバッグを常備(1,065名)」「節電・節水・節ガソリンなど(917名)」「ゴミの分別(903名)」を行っているという結果に。
多くの方々が、自分ができるSDGsを、日常生活の中で意識して過ごしていることがわかりました。「エコバッグを常備」「節電・節水・節ガソリンなど」は節約と親和性が高いので、一石二鳥という気持ちがあるのかもしれませんね。
また、約30%の方が「差別をしない(557名)」を意識し、約20%の方が「災害への準備(379名)」に取り組んでいました。一方、「赤い羽根や医療団体などへの募金・支援(126名)」や「マイ箸(フォーク、スプーン)を持ち歩く(84名)」、「SDGsについて家庭内での話し合い(79名)」は10%に満たず、少し難易度の高い項目のようでした。
皆さんには項目以外で「心がけていること」や「やりたいこと」も伺ったので、参考にしてみてください。

まだ使えるものはリユース、資源はリサイクルへ!

いらなくなったら捨てるのではなく、「もう一度使えないか、別のことに使えないか」を考え、繰り返し使うリユース。不要な段ボールやペットボトル、衣類などを資源として回収し、同類の製品、または違う製品として利用するリサイクル。
リユースとリサイクルは、環境の面からも節約の面からも、多くの人に浸透しているようでした。フリマアプリの登場やリサイクルショップの利用が一般的になり、売り買いが容易になったのも大きいですね。

メンバーズの回答

リユース

  • 子どもが着なくなった服はメルカリへ出品し、売上金で新しい服を購入しています。(静岡トヨタ自動車労働組合 40代 組合員の妻)
  • 歯ブラシやタオル、洋服など、掃除に使えるものは何でも再利用します。(青森トヨペット労働組合 30代 組合員本人)
  • リサイクルショップ、フリーマーケットの利用。(愛三工業労働組合 30代 組合員の妻)
  • コーヒーをドリップした後のガラを、脱臭剤に使っています。(トヨタカローラ鹿児島労働組合 40代 組合員本人)

リサイクル

  • 面倒でも市内のリサイクルステーションに再生可能な缶、ペットボトル、段ボール、新聞などを運搬しています。
    (トヨタテクニカルディベロップメント労働組合 40代 組合員本人)
  • 釣りで使ったワームは捨てずに溶かし、再度自作の型に入れて新しいワームづくりに使用しています。
    (豊田自動織機労働組合 30代 組合員本人)

省エネを意識して生活しています!

「節電・節水・節ガソリンなど」を意識している人は多かったのですが、更に具体的な省エネ生活が明らかに!
節ガソリン+健康のために、徒歩や自転車で移動する。輸送距離が短く、新鮮な食材が手に入る地産地消を選択する。省エネ家電を利用する。
長い目で見れば、環境にも健康にもお財布にも優しい生活なのかもしれませんね。

メンバーズの回答

徒歩や自転車利用

  • なるべく歩いて買い物に行くようにしています。健康にもいいし、地球にもいいので。(トヨタ自動車九州労働組合 50代 組合員の妻)
  • できる限り自転車での移動を心がけ、環境+運動に気を使っています。(アート労働組合 20代 組合員本人)

地産地消

  • 地産地消を心がけている。(日本ガスケット労働組合 30代 組合員本人)
  • 地元の食材、材料を購入する。(ジェイテクト労働組合 20代 組合員本人)

省エネ家電

  • 家電などは節電能力が高いものを買うようにしている。(豊田自動織機労働組合 30代 組合員本人)
  • 古い物を大事に使うのはとても良いことだが、新しい物に替えて、節電・省エネなどを利用した方が良いと思ってなるべく替えていくようにしている。(林テレンプ労働組合 50代 組合員本人)

食品ロス削減に貢献する!

コンビニやスーパーなどで、「手前取り」を呼びかけるポップを目にする機会が増えましたよね。Z・ONEメンバーズの皆さんの中にも、「手前取り」や「賞味期限が近い食品」を意識して購入している人がたくさん! また、買い物をする際に、買いすぎないようにと工夫を凝らすご家庭も多いようでした。
更に、使いきれない未使用食品を寄付するフードドライブに参加している、SDGs意識の高い人もいらっしゃいましたよ!

※フードドライブとは家庭で余っている食品を集めて、食品を必要としている地域のフードバンクなどの生活困窮者支援団体、子ども食堂、福祉施設などに寄付する活動のことです。(環境省 フードドライブ実施の手引きより)

メンバーズの回答

手前取り

  • スーパーで買う食材は、賞味期限の近いものから買う。(トヨタモビリティパーツ労働組合 三重支部 40代 組合員本人)
  • すぐ使うものは手前取りで購入。すぐに使わないものは、家庭でのロスを減らすために賞味期限の長いものを購入。
    (トヨタ自動車労働組合 30代 組合員本人)

買いすぎない

  • 買い物の回数を減らして、食材の工夫をする。(トヨタ自動車北海道労働組合 50代 組合員の妻)
  • 必ず整理整頓を済ませてから買い物に行く。(中央発条労働組合 40代 組合員本人)
  • 買い物は一週間に一度と決め、買い物の前に野菜室を空っぽにするのを目標にしている。大根の葉を具にする、皮を干して干し野菜にする、ベジブロスをつくるなど、ゲーム感覚で食材を有効活用することを楽しんでいる。
    (豊田自動織機労働組合 30代 組合員本人)

フードドライブ

  • フードドライブなど、地域のSDGsイベントに積極的に参加しています。(豊田自動織機労働組合 30代 組合員本人)
  • フードドライブ。(東海理化労働組合 30代 組合員本人)

ゴミを減らすための工夫

割りばしなどの使い捨てアイテムの使用を減らす人、ペーパーレスを推進する人、ゴミを減らすことを考えて生活している人など、日常生活の中でゴミの削減を意識している人も多数いらっしゃいました。また、生ゴミコンポストを使い、生ゴミを堆肥として利用する人も!
日々のちょっとした心がけが、環境への負荷を少しでも減らすことにつながっていくといいですよね。

メンバーズの回答

ゴミを減らしたい!

  • 福島県はひと家庭あたりのゴミを出す量が多い県になっています。いかにゴミを出さない生活をするか、自分なりに工夫しています。(福島トヨペット労働組合 40代 組合員本人)
  • ゴミを減らすことに最近ハマっています。収集日にゴミが少ないと達成感があります。(トヨタ輸送労働組合 40代 組合員本人)
  • 生ゴミを菜園と花壇で利用しています。また、浄化槽だったタンクに雨水をため、日常的に使っています。
    (愛三工業労働組合 50代 組合員本人)
  • コンビニやスーパーで割りばしをもらわない。(トヨタ生協労働組合 20代 組合員本人)

生ゴミコンポスト

  • 生ゴミをコンポストに入れて、自家菜園の堆肥として利用しています。(シロキ工業労働組合 30代 組合員の妻)
  • キエーロ※をベランダに設置。(ジェイテクト労働組合 40代 組合員本人)

※土壌に住む菌を利用して、生ゴミを分解するコンポスト

必要なものを買う、長く使う

「不要なもの、無駄なものを買わない」や「買い溜めをしない」、そんな意見もちらほら。ゴミにならないように、買う前に必要かどうかを一度立ち止まって考える堅実な人も。
また、「洋服などは良いものを長く使う」「長く使えるものを選ぶ」という意見もあり、ものを長く大切に使うことで、ゴミになる頻度を減らす人もいらっしゃいました。

メンバーズの回答

買う前に再検討

  • ものを買うときは1回目では買わない。家に帰って「本当にほしいのか?」を自分に問いかけてから購入する。衝動買いはなくなり、無駄な買い物をしなくなりました。(京三電機労働組合 40代 組合員の妻)
  • 無駄なものは買わないようにしている。特に食材、衣料品、生活用品。欲しいと思っても即買いせず、「在庫確認」「必要性を考える」など、必ずひと呼吸おくようにしている。(デンソー労働組合 50代 組合員本人)

長く使う

  • 「ものを大切に使う」を再認識するべきかな。(ネッツトヨタ富山労働組合 40代 組合員本人)
  • 良いものを長く使うために、安くて耐久性の低い洋服は買わないようにする。(トヨタモビリティサービス労働組合 30代 組合員本人)
  • モノを長く使い、むやみやたらに買い換えない。(ジェイテクトフルードパワーシステム労働組合 40代 組合員本人)

これからやってみたい! やらなきゃ!

SDGsについて、「今後やりたいこと」を教えてくれた人のコメントをピックアップ! 災害の準備や在宅勤務の利用、海岸のゴミ拾いや定年後の進路など、幅広く回答をいただきました。

メンバーズの回答

今、家庭でできること

  • 災害への準備。地震のニュースをみるたびに「やらなきゃ!」と思うけれど、なかなかできなくて…。いざというときには遅いので、ちゃんとやりたい!(青山製作所労働組合 30代 組合員本人)
  • 在宅勤務の利用頻度を増やす。会社に出勤しないことで自家用車のガソリン消費を減らし、SDGsに貢献したい。
    (フタバ産業労働組合 30代 組合員本人)
  • 会社のゴミ分別が上手くいっていないので徹底したい。(トヨタモビリティ釧路労働組合 40代 組合員の夫)

環境保全に貢献

  • 分別しやすいモノづくりを考案していきたい。(アイシン労働組合 40代 組合員本人)
  • 夏に向けて、グリーンカーテンをつくってみたいです。(トヨタ紡織滋賀労働組合 20代 組合員本人)
  • 海岸のゴミ拾いをして、「海の豊かさを守ろう」に貢献したい。(豊田自動織機労働組合 40代 組合員本人)
  • 林業従事者が不足していると報道されていたので、定年後に林業に関わりたいと思っています。(小島プレス労働組合 50代 組合員本人)

編集部より

SDGsについての日ごろの取り組みを伺いましたが、多くの人が日常生活のさまざまな場面で、SDGsを意識していることがわかりました。

皆さんのコメントから、「私たちが少し意識を変えて生活をするだけで、SDGsに貢献できることはたくさんある!」と思っていただけたのではないでしょうか。
持続可能な社会の実現に向けて少し行動を見直してみる、そしてそれを積み重ねていくことが、より良い未来を築く一助となるはずです。

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