Z・ONEメンバーズの皆さんから
お寄せいただいた
お悩み・相談の中から、
毎月、話題(テーマ)を絞って
ご紹介していきます!
Z・ONEコネクトでは全国の組合員から届いたご意見を大公開!
2024年11月のテーマは
「時代の変化への対応」
時代の変化に対応していく…簡単なことではありませんが、皆さんはどのように対応していますか?
テクノロジーの急速な進歩や世界情勢の変化など、私たちを取り巻く環境は日々変化しています。現代は「VUCA時代(将来の予測が困難な時代)」とも呼ばれ、特に生成AIなどの新しい技術は、私たちの働き方や業務に大きな影響を与えています。
世の変化のスピードについていくことは簡単なことではありません。新しい技術やスキルの習得、従来の業務プロセスの見直し、さらには組織文化の変革など、多くの課題に直面し、戸惑いを感じている方も多いのではないでしょうか。
今回はZ・ONEメンバーズの皆さんに、「仕事の中で時代の変化に伴い、業務の変化はあったか」、「どのような業務の変化があったか」、そして「変化に適応するために心がけていること」について伺いました。
Z・ONEメンバーズの入社当時と現在の業務の変化
Z・ONEメンバーズの皆さんに、「入社当時と現在で、仕事のやり方や進め方、仕事の内容が変わったなど、業務の変化はあったか」を伺ったところ、約7割の方が「はい」、約3割の方が「いいえ」と回答。多くの方が入社当時と比べると業務の変化を感じていることが明らかになりました。
具体的には、どのような変化があったのでしょうか?
Z・ONEメンバーズの皆さんから寄せられた声をもとに、業務の変化の実態について詳しく見ていきましょう。
時代の変化に合わせて
デジタル化・技術の導入
デジタル化による仕事の変化を経験した方が多くいらっしゃいました。会議や連絡方法、手続きなど、さまざまな場面でデジタルツールの活用が進んでいるようです。一方で、新しいアプリやツールの増加に伴う管理の難しさを指摘する声もあり、デジタル化によるメリットと課題の両面を皆さんが日々感じていることがうかがえます。
働き方、仕事の進め方の変化
働き方改革の影響で、仕事の進め方や労働時間に変化があったという声が多くありました。残業削減や定時退勤、リモートワークの導入など、ワークライフバランスを重視する傾向が見られます。さらに詳しく見ると、目的意識を持った仕事の進め方や、教育体制の整備を重視する声もあり、より効率的で持続可能な働き方への移行が進んでいるようです。
こうした変化は、個人の生活の質を高めるだけでなく、長期的には組織の生産性向上にもつながっていくのかもしれません。
メンバーズの回答
- 働き方改革や時代の変化で夜の仕事が減った。日中の活動を効率的に、早く帰る流れになった。
(ウエインズトヨタ神奈川労働組合 40代 組合員本人) - リモートワークの導入により働き方の自由度が高まったと思います。(トヨタ紡織労働組合 20代 組合員本人)
- 残業ありきではない働き方に変わっており、自身が苦しんで学んだ時代ではなく、教える体制、書類を整備することを重視するようになった気がします。(岐阜車体工業労働組合 30代 組合員本人)
- 目的や今後の自分の目指す姿を描いた仕事の進め方に変わった。(トヨタシステムズ労働組合 30代 組合員本人)
- 働き方を提案して、定時退勤ができるようになった。(アート労働組合 40代 組合員本人)
コミュニケーションの変化
コミュニケーションの変化を感じている方も多くいらっしゃいました。
ITやAIの発達、リモートワークの普及により、顔を合わせたコミュニケーションが減少しているようです。これは、業務効率化や働き方改革の一環ではあるものの、人間関係の希薄化を心配するという方もいらっしゃいました。
一方で、若手社員のプライベートを尊重する声もあり、皆さんが時代に応じた新しいコミュニケーションの形を模索されている様子がうかがえます。コミュニケーションを諦めず、より良い対話ができるよう前向きな方がいらっしゃるのは素敵ですね。
メンバーズの回答
- ITやAIが発達して、人とのコミュニケーションが減った。(トヨタ自動車労働組合 40代 組合員本人)
- 入社当初は仕事終わりに雑談してコミュニケーションをとっていたが最近は残業の規制やスマホを触る者もおり、なかなかコミュニケーションがとれなくなっている気がする。(アイシン軽金属労働組合 30代 組合員本人)
- コロナ禍でリモートコミュニケーションツールが発展したが逆に直接会って仕事をする機会が少なくなった。
(デンソー労働組合 30代 組合員本人) - 特に若い人に対して、仕事以外のコミュニケーションを減らすようにしている。プライベートを詮索するのは良くないこととは理解するが、お互いを知る機会も減っている現状が本当に良い変化なのかどうか疑問はある。時代の変化を感じる。
(共和レザー労働組合 40代 組合員本人) - PC作業での仕事が増加し、人との直接行うコミュニケーションが減少。(アイシン労働組合 30代 組合員本人)
変化に合わせた新しいチャレンジ
スキルアップ・自己学習
新しい技術や知識の習得に積極的に取り組んでいるという方が、多数いらっしゃいました! 特に時代の変化に対応するために、IT関連の勉強や資格取得、DXに関する学習をしているという声が多くありました。意欲的な方が多く、素晴らしいですね。また、グローバル化に備えて英語を学ぶ方や、ネットや動画を活用して自主的に学習する方もいて、様々な方法で自己研鑽に励んでいる様子がうかがえます。
メンバーズの回答
- 新しい技術についての勉強は続けています。特にITに関することについては新しい技術がすぐに登場するため、日々の情報収集は欠かせないです。(小島プレス労働組合 40代 組合員本人)
- グローバルな業務に対応するため、英語を勉強中。(トヨタプロダクションエンジニアリング労働組合 30代 組合員本人)
- IT系の資格を取得するなど、直接業務では得られない知識を得る努力をしている。(東海理化労働組合 30代 組合員本人)
- 新しいもの、新しい仕組みで出てきた時は、ネットで検索したり、動画を見たりして知識の習得を図ります。
(トヨタ自動車労働組合 60代 組合員本人) - DX関連の勉強。(豊田鉃工労働組合 40代 組合員本人)
仕事の効率化
業務の効率化や改善に取り組んでいる方も多くいらっしゃいました。Excelの活用やAIツールの導入など、デジタル技術を駆使して生産性向上を図っているようです。また、SNSを活用して最新の情報を収集したり、DXを積極的に取り入れたりする方も。
それぞれの立場で工夫を重ねていることがわかりました。
メンバーズの回答
- Excelなどで集計・分析をすることが多かったので、少しでも自動化できるように調べてシステムを組んだりした。
(トヨタカローラ愛知労働組合 30代 組合員本人) - 仕事の効率アップ、フォーマットなどのツール作成など。(トヨタホーム近畿労働組合 40代 組合員本人)
- 便利なツール、特にAIであったりそういったものを取り入れたりしてより効率的に同等以上のアウトプットにつながらないかということを考え、トライするようにしています。(デンソー労働組合 30代 組合員本人)
- Excelの機能は業務改善に役だつものがたくさんあるので、インスタなどで情報を集めてメモしています。
(高木製作所労働組合 40代 組合員本人) - DXを最大限活用して、業務効率と業務改善に日々取り組んでいます。(大阪トヨタ自動車労働組合 50代 組合員の夫)
対面のコミュニケーション
顔を合わせたコミュニケーションを大切にしているという声も多くありました。対面での会話を増やしたり、部署を超えた情報交換を心がけたりと、人とのつながりを重視しているようです。
デジタル化が進む中でも、人と人との関係性が仕事の基盤であると皆さんが実感されているからかもしれません。また、多様化する職場環境に対応するため、語学力向上や若手との共通話題づくりに取り組む方も。時代の変化に合わせてコミュニケーション力を磨こうと積み重ねていく姿勢は、変化が激しい今、特に必要なのかもしれません。
メンバーズの回答
- とにかく面直で話をする機会を増やすこと、できるだけ会話を多くすること。(三桜工業労働組合 30代 組合員本人)
- 自部署・他部署関係なく頼れる人と相互に頼れるようにコミュニケーションをとるようにし、次業務や相手の業務を円滑に進められるよう情報交換をしている。(アイシン労働組合 30代 組合員本人)
- 多国籍の人が多く働くようになったので職場全体でTOEICを受けてコミュニケーションを取れるように皆頑張っています。(トヨタ紡織労働組合 40代 組合員本人)
- 若い世代と会話できるように、いろいろなジャンルの動画やアニメなどを見ています(こちらから無理に話すことはしませんが(笑))(トヨタカローラ長崎労働組合 30代 組合員本人)
- 職場の人とのコミュニケーションを積極的にとることを心がけています。(トヨタレンタリース群馬労働組合 30代 組合員本人)
編集部より
今回のアンケートを通して、多くの方が業務のデジタル化や働き方の変化を経験し、適応するために積極的に自己研鑽に励んでいることがわかりました。
また、新しい技術やスキルの習得に取り組みつつ、人と人とのコミュニケーションの重要性も再認識されていることも明らかとなりました。多くの人が、デジタル化と人間関係のバランスを取りながら、時代の変化に対応しようとする前向きな姿勢で取り組んでいるようです。
変化に柔軟に対応しつつ、自身の知識やスキルを向上させていくことが、これからの時代を生き抜くカギとなりそうです。
まずは身近なところから、新しい技術や働き方にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。小さな一歩が、大きな変化につながるかもしれません。
メンバーズの回答
(トヨタ車体労働組合 30代 組合員本人)