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Z・ONEコネクト

Z・ONEメンバーズの皆さんから
お寄せいただいた
「ちょっと気になること」
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毎月、話題(テーマ)を絞って
ご紹介していきます!

2023年5月のテーマは
「スマホ依存」

皆さんは一日にどのくらいスマホを使っていますか? また、自分が(家族が)スマホ依存だと思ったこと、対策していることはありますか?(40代 組合員の妻)

現代社会において、スマートフォンは私たちの生活に欠かせない存在となりました。便利な機能が多い一方で、過度な使用は人間関係や健康に影響を与えてしまう要因にもなり、「スマホ依存」が社会問題として取り上げられるようになりました。さらにコロナ禍によってお家時間も増え、ゲームなどのオンラインコンテンツも増加。スマホの使用時間も増加傾向にあるようです。

そこで、今回は、Z・ONEメンバーズの皆さんやご家族のスマホ依存度についてお伺いしました。

休日のスマホ利用時間を聞いてみると……

まずは、休日の、Z・ONEメンバーズの皆さんのスマホ利用時間をお尋ねしました。
一番多かったのは「1〜3時間」で全体の約半数近く、次いで「3〜5時間」が全体の約1/4という結果に。
休日ということもあり、少し時間があればスマホを手に取ってしまうことが習慣化されているのかもしれません。さらに、今ではゲームだけでなく、多くの動画配信サービスもあり、簡単にスマホでTV番組や映画などの長時間の動画を視聴することができる環境になっています。
また、休日のスマホ利用時間が「5時間以上」と回答した人が11%いることが分かりました。5時間以上となると、起きている時間のかなりの部分でスマホを眺めていることになります。メンバーズの皆さんの約1割は、スマホに依存しているといってもよさそうです。
冒頭でも触れましたが、長時間のスマホ利用は健康にも影響を及ぼしてしまう恐れがあります。この機会に一度スマホの使い方について改めて考え直してみることをお勧めします。


しかし、スマホを使っている時間が長くないからといって、「スマホに依存していない」ということではありません。続いては、利用時間に限らず皆さんが「スマホ依存」を自覚しているかどうかについて回答をしていただきました。

あなたが「スマホに依存しているなあ」と思う瞬間は?

次に、「自分や家族がスマホ依存だと感じるときがあるか」についてお聞きしました。2割弱の方々は「依存と感じない」という回答でした。
しかし、以下の依存と感じている方々から集まったさまざまな回答をご覧いただいているうちに、「わかる!」「あるある」と思ってしまったあなたも、実はスマホ依存になっているかもしれませんよ?

メンバーズの回答

気が付いたら触っている/暇さえあれば触っている

  • 電車や待ち時間があるとすぐ触ってしまう。(トヨタ自動車東日本労働組合 30代 組合員の妻)
  • 家族全員が無言でスマホをいじっている時間が増えてしまっている。(札幌トヨペット労働組合 40代 組合員本人)
  • 気づいたら夕方になっていたとき。(豊田自動織機労働組合 20代 組合員本人)
  • 子どもに「ケイタイ置いて」と言われたとき。(トヨタ新大阪労働組合 30代 組合員本人)
  • 腕時計をしているのにスマホで時間を見てしまう。(オティックス労働組合 20代 組合員本人)

「暇さえあれば触ってしまう」「電車の中では触ってしまう」など、少しでも時間があると無意識にスマホに手が伸びてしまう人が大多数でした。SNSなどで常に新しい情報が発信されていることもあり、「ついつい」と目的もなく見てしまうことが一因なのかもしれません。

メンバーズの回答

ないと不安になる/落ち着かない

  • スマホがないとすぐに探してしまう。(愛三工業労働組合 30代 組合員本人)
  • とにかく着信が気になる! テレビを観ていてもスマホに気が行き、テレビの内容が全然分からない事がしばしば…。
    (東久労働組合 50代 組合員の子ども)
  • 日課のようにゲームをしないと気が済まなくなっている。(兵庫トヨタ自動車労働組合 50代 組合員本人)
  • スマホを忘れると落ち着かない、時間がなくても取りに戻る。(トヨタ紡織労働組合 30代 組合員本人)

スマホに触れている時間が長い人ほど、手元にないと不安になったり落ち着かなかったりしてしまっているようですね。

メンバーズの回答

どこへでも連れていく

  • 朝のトイレをしながらスマホを触ってしまい、子どもに怒られます。(福岡トヨペット労働組合 30代 組合員本人)
  • 仕事中以外は、風呂でも食事中でも睡眠時でも常にそばにスマホがあります。(デンソーテン労働組合 20代 組合員本人)
  • お手洗いに行く時も、ちょっと洗面所に行く時でさえスマホを見ていないと落ち着かないことがある。
    (アイシン機工労働組合 20代 組合員の妻)
  • 寝るとき以外は常にスマホを肌身離さず持ってしまっている。(トヨタモビリティ東京労働組合 20代 組合員本人)

意外にも(?)トイレやお風呂に持ち込んでスマホを見ている、という回答が多い結果となりました。トイレでスマホを見られてしまったら、周りの家族はたまりませんね。

メンバーズの回答

“ながらスマホ”をする

  • リビングに家族がそろっているのに全員スマホを触りながら会話しているとき。(宮崎トヨタグループ労働組合 30代 組合員本人)
  • 食事中にみんな各自がスマホで動画を見てしまう。(トヨタ紡織東北労働組合 30代 組合員本人)
  • 常に検索して、情報を得て、ボーっとテレビを見ていると思ったらスマホをいじって、とテレビとスマホの“二刀流”をしているとき。(ジェイテクトフルードパワーシステム労働組合 20代 組合員本人)

食事をしながらスマホを見ている人や、家族がリビングにそろってみんなでテレビを観ていながら、それぞれがスマホを触っている、という光景の家族が多くいました。家族そろって一家団らんの時間、ちゃんと過ごせていますか?

これらのほかにも、「着信(バイブ)が鳴っていると錯覚したとき」「夢にスマホが出てきたとき」「とにかく色々調べているうちに、そもそも何を調べたかったのか分からなくなるとき」といった“禁断症状”のような回答も、わずかながら複数人の方からありました。

そんなメンバーズの皆さんは、スマホ依存にならないために一体どんな対策をしているのでしょうか。

脱・スマホ依存? それともスマホ共存?

次に、スマホ依存を自覚している方に「自分や家族のスマホ依存に対して何か対策をしているか」と伺ったところ、次のような結果となりました。

スマホに依存しないための対策をしているのは7割ほどのメンバーズの皆さんでした。一体どんな対策をしているのか、いくつか紹介していきましょう。対策ができていない/対策が分からない皆さんはぜひ参考にしてみてください。

メンバーズの回答

スマホと距離をとる(スマホを触らないようにする)

  • 思い切って家にスマホを置いて出る。(アート労働組合 20代 組合員本人)
  • 弟は寝る前にスマホを見ることを避けるため、夜9時以降はスマホをリビングに置いて寝室に行っています。
    (プライムアースEVエナジー労働組合 20代 組合員本人)

見る時間を決める

  • 寝る前の1時間は携帯を見ないようにしています。(豊田中央研究所労働組合 30代 組合員本人)
  • 小学一年生の娘にYouTubeを見せると永遠に見続けるので、自分で見終わる時間を決めさせてから見せるようにしています。(ネッツトヨタ札幌労働組合 40代 組合員本人)

スマホの機能を活用する

  • 子どものスマホ視聴時間が長くなりすぎないようにタイマー機能で時間とともにロック画面になるようにしている。
    (東海理化労働組合 30代 組合員本人)
  • 充電器を置き型に変えて、置いてないと充電されないようにしたら少し改善されました。(フタバ産業労働組合 20代 組合員本人)

※編集部注:置き型…ワイヤレスで充電器の上にスマホを置いておくだけで充電できるタイプ。その間は触りづらくなります。

外出したり体を動かしたりする

  • 子どもがYouTubeばかり見ているとき…。「外で遊ぼう」と言うと、とてもうれしそうにするので、ただ家の中ですることが無いからYouTube観ちゃうのかな?と思っています。パーティーグッズを購入して、遊ぶようにしています。
    (小島プレス労働組合 40代 組合員本人)
  • なるべく1日に一度は戸外に出かけるようにしています。外の空気を吸って親子で遊んだりスポーツしたり買い物したりリフレッシュにもなりますし自然とスマホから遠くなります。(トヨタ車体精工労働組合 30代 組合員本人)

対策の声で多かったのは、上記4つの行動でした。手元に置かないようにしたり、スマホの機能で物理的にスマホが見られない環境にするなどの工夫が見られました。また、外出したり運動したりといった対策は自然とスマホを触らない時間が増えますし、何より心身のリフレッシュにもなって悪いことなしですね。

このほか、お子さんがいる家庭では「子どものいる前では極力触らない(トヨタ自動車東日本労働組合 40代 組合員本人)」と、自分と子どもお互いのための対策をしている方も多くいました。また、「声を掛け合ったり、1日の出来事を話したりすることで、自然と会話が広がりスマホを触る隙がないので有効でした(岡山トヨタ労働組合 20代 組合員本人)」のように、会話の時間を作り家族団らんの時間を過ごそうとしている方もいました。

また、あえて「対策はしていない」という声もありました。

メンバーズの回答

対策ではなく“共存”という選択

  • 娘が朝起きてから、布団にはいってもスマホをみています。対策はしていません。情報がスマホから得られる時代なので、手放せないのはわかりますから。(ジェイテクトフルードパワーシステム労働組合 50代 組合員の妻)
  • 子どもたちはかなり依存していると思うが、そこでしか得ることのできない情報があるので、無理に止めさせてはいないです。(豊田自動織機労働組合 50代 組合員本人)

特に子どもたちにとっては、スマホを使ってさまざまな情報を得ることやコミュニケーションをすることが一般的になってきており、これから成長していく上で学習や社会性の発揮などにも有益なツールとして活用されていきます。過度な制限は避けた方がよさそうですね。
ただ、ゲームや動画、SNSもできてしまうため、過度な長時間利用を避けるために、時間制限などを設けた方がよいのかもしれません。

編集部より

メンバーズの皆さんへのアンケート結果から、デジタル時代の今日では、日常生活とスマホは切っても切れない関係になっていて、しかもそれは大人だけでなく子どもの世代にまで広がっている、ということが見えてきました。
しかし、スマホ依存による心身への影響や心配もあり、日々の長時間利用の積み重ねによって、自分が思っている以上にダメージが溜まっているのかもしれません。
それでも、もはや生活には欠かせない存在であることも確か。
これからのスマホ社会をより快適に過ごしていくために、私たちはスマホとどのように付き合っていくべきか、今回をきっかけに改めて考えてみてはいかがでしょうか。