みんなのちょっと聞きたいことに、
みんなで答えよう!

Z・ONEコネクト

Z・ONEメンバーズの皆さんから
お寄せいただいた
「ちょっと気になること」
「みんなに聞いてみたいこと」の中から、
毎月、話題(テーマ)を絞って
ご紹介していきます!

10月のテーマは
「災害への備え」

防災グッズなど、災害への備えはどうしていますか?また、非常時に「これは必要!必ず持ち出す!」と思っているものは何ですか?(40代組合員本人)

あれれっ? Z・ONEメンバーズの災害への意識は低いの!?

先月9月は防災月間でした。メンバーズのみなさんは日頃、災害への備えをしていらっしゃいますか?
近年の集中豪雨もそうですが、地震も気がかりです。
例えば、南海トラフ地震は駿河湾から日向灘沖を震源域として、概ね100〜150年の間隔で発生。前回の地震から70年以上が経過した現在は、次の南海トラフ地震発生の切迫性が高まっています。
世界に目を向ければ、洪水、山火事、干ばつなどでの大きな被害が報告されています。

そこで、今回はメンバーズのみなさんに「防災グッズなど、災害への備えはどうしていますか?」とお尋ねし、「準備万端」「準備はしているが完ぺきではない」「考えてはいるが準備はまだこれから」「まったく考えていない」「親や人任せ」の中から選択していただきました。

「考えてはいるが準備はまだこれから」「まったく考えていない」「親や人任せ」の回答を合わせると、4割強のみなさんが災害や被災時の備えをしていないという結果に。ダンドリ、標準化、ポカヨケが得意なZ・ONEメンバーズのみなさんにしては、やや不安に思われます。

アンケート回答者:Z・ONEメンバーズ2,102名
(平均年齢37.9歳)

メンバーズの回答を総力集計!防災グッズを見える化&リスト化!!

今回のアンケートでは、「非常時に絶対これは必要!必ず持ち出す!と思っているものは何ですか?」という質問にもお答えいただいています。
つまり、この回答を集計して、見える化すれば、非常時の防災グッズのリストにもなるというわけです!

それでは、Z・ONEメンバーズが考える「必ず持ち出す!」防災グッズを発表します。このリストを参考に、必要なものを備え、防災を考えるきっかけにしましょう。

Z・ONEメンバーズが考える 
必ず持ち出す!防災グッズ15選

1
スマホ・充電器 695
2
水・食べ物 303
3
お金・財布 202
4
防災バッグ 101
5
通帳・印鑑 69
6
メガネ 63
7
ライト類 62
8
 36
9
オムツ等のベビー用品 32
10
ラジオ 31
11
キャンプ道具 26
12
下着・服・タオル・毛布等 23
13
携帯トイレ/簡易トイレ 22
14
車・車の鍵 21
15
 16

※最大2件までの複数回答を集計

圧倒的な1位は「スマホ・充電器」。災害時にはスマートフォンが通じないこともあるので、無料で通話ができる公衆電話の位置も確認しておきたいですね。また、10位の「ラジオ」も非常時の情報取得の手段として有効です。電源が不要な手回し式がオススメです。

メンバーズの回答

  • スマホ!情報は時として命より重い!(アイシン労働組合 20代 組合員本人)

2位の「水・食べ物」は、被災後の避難生活までを考えると、最低限家族人数×3日分が必要と言われています。

メンバーズの回答

  • みず!東日本大震災の時に、水が無くて大変困った。(京三電機労働組合 30代 組合員本人)

3位は「お金・財布」。5位は「通帳・印鑑」。これらは4位の「防災バッグ」内に常に入れておくといいかもしれません。お金は硬貨とお札を用意しておきましょう。

メンバーズの回答

  • 現金と通帳とカード!お金があればなんとかなる!!(デンソー労働組合 30代 組合員本人)
  • 財布(現金・免許証)、貴重品(保険証・貯金通帳・診察券・時計)、3-4日分の下着・衣類、歯ブラシ&歯磨き粉&3-4日分のタオル&バスタオル。(林テレンプ労働組合 60代 組合員本人)

4位の「防災バッグ」は、防災グッズを一品ずつ揃えるのが面倒だと思っている方におススメです。これを機に「考えてはいるが準備はまだこれから」「まったく考えていない」「親や人任せ」と回答した方も、ぜひ購入を検討してくださいね。
6位の「メガネ」は、予備のメガネを防災バッグに入れておくのがいいかもしれません。

メンバーズの回答

  • いつも持ち歩いているかばん。全てが入っているから。(トヨタ自動車北海道労働組合 50代 組合員の妻)
  • 妻が現金・印鑑・通帳などの担当で、自分は非常持ち出しリュックの担当です。(アイシン労働組合 50代 組合員本人)

7位の「ライト類」といえば懐中電灯ですが、頭部に装着するヘッドライトなら、両手が空くので、避難時にお子様を抱きかかえやすいかも。

メンバーズの回答

  • ライト。笛。ボールペン。(トヨタ車体労働組合 40代 組合員本人)

8位の「靴」、9位の「オムツ等のベビー用品」、11位の「キャンプ道具」、12位の「下着・服・タオル・毛布等」は衣食住と関わりの深いグッズです。13位の「携帯トイレ」は常に持ち歩いたほうがよいと言われているグッズ。オフィスやマンションのエレベーターに閉じ込められた時などに役立ちます。実際に経験された災害体験や、意外な使い方を教えてくださったZ・ONEメンバーズの方もいらっしゃいました。

メンバーズの回答

  • 靴です!実際に3.11を経験しており、破損物や危険なところがたくさんありましたが、靴があって助かったからです!(東海理化労働組合 20代 組合員本人)
  • 簡易トイレと虫除けスプレー、マスクはかなり重宝しました!(トヨタ紡織九州労働組合 20代 組合員本人)
  • 子どもオムツ、生理用品、スマホ。(愛三工業労働組合 40代 組合員の妻)
  • 乾電池とライトとラップです。ラップは衛生面で役に立つとテレビでやっていたので。手が洗えないときは「手袋」にして食事。お皿に敷けば洗わなくてもOK。トイレが使えないときはラップでにおい防止。寒いときは体に巻く等々。(小島プレス労働組合 40代 組合員本人)

14位の「車・車の鍵」とお答えの方は、被災時の車中泊に備えているものと思われます。
15位の「薬」は、持病がある方はもちろん、常備薬(総合感冒薬、解熱・鎮痛剤、整腸剤等)や、絆創膏などの救急セットも一緒に用意しておきたいですね。

メンバーズの回答

  • 車のカギと財布。車中泊で耐えしのぐつもりです。(デンソー労働組合 30代 組合員本人)
  • 毎日、子どもに飲ませている薬。(アイシン労働組合 40代 組合員本人)

防災グッズをあれもこれもと詰め込むと、リュックが重くて持ち上がらない……となりがち。必要となる防災グッズは、災害や被災の状況によって異なりますので、専門のサイトや政府の広報サイトを参考にして、考えてみましょう。
Z・ONE5月号の「全トヨタ労連の取り組み紹介」でも「家庭の災害対策、やっていないとどうなるの!?」を掲載しました。ぜひ参考にしてくださいね。

Z・ONE5月号電子ブックはこちら

命と家族がいちばん大事! 防災グッズは“衣食住”と“医通金”で!

Z・ONEメンバーズの回答から集計した15の防災グッズですが、“い・しょく・じゅう” “い・つう・きん”と憶えてみるのはいかがでしょうか?

「衣」は下着・服・タオル等。「食」は水・食料や調理器具等。「住」は照明類やトイレやレジャーシートの他、冬場用の使い捨てカイロ、いろいろと役に立つビニール袋(例えば、給水車から水をもらう)等も。またベビーパウダーはドライシャンプーの代わりになるようです。

「医」は薬や衛生用品等。マスクや除菌ウエットティッシュも「医」と言えそう。「通」は通信手段の意で、スマホやラジオ等。緊急時の笛も通信手段です。「金」は現金、通帳・身分証や貴重品等。

防災グッズは、バランスよく備えておく必要があります。
今号のZ・ONEメンバーズの集合知を、ぜひ、ぜひ、防災のヒントにしてください!!

今回は、防災の意識を高めていただくために、防災グッズというモノ視点でランキングを掲載しましたが、「必ず持ち出す!」のは、モノではなく、家族(56件)やペット(48件)とお答えになった方もいらっしゃいました。
最後に、そんなメンバーズのみなさんのバラエティに富んだ回答のご紹介です。

メンバーズの回答

  • 命が一番大事。余計なものは持っていきません。(トヨタ車体労働組合 30代 組合員本人)
  • 一人娘!!六年生ですが、中身は甘えん坊なので絶対持ち出します!(デンソーダイシン労働組合 40代 組合員本人)
  • 子どもが書いてくれた家族の絵。(アイシン労働組合 30代 組合員本人)
  • 猫のケージ、フード、トイレです。人間の物はどうにかなりますが、ペットの物は手に入らないと思いますので。(トヨタ自動車労働組合 60代 組合員本人)
  • 冷静な判断力!(トヨタ自動車労働組合 30代 組合員本人)
  • 2歳児のお気に入りのぬいぐるみ。(林テレンプ労働組合 30代 組合員本人)
  • 家族の命!家族の命さえ助かれば後は死に物狂いで何でも頑張れます!(ネッツトヨタ中部労働組合 30代 組合員本人)

編集部より

グラッときたら、津波が来たら…何より身の安全を確保しましょう。
命あっての「スマホ」や「お金」です。
また、家族のそれぞれが、職場、自宅、学校、外出中と異なる場所で被災した時のイメージもしておきましょう。
お子様と一緒に防災グッズを購入しにいくのもいいですね。何が要る?どれが好き?とショッピングを楽しみながらの防災学習にもなります。

備えあれば憂いなし!