コラム

19929

時代のニーズを取り入れ、「新トヨタミニマム」制定

新トヨタミニマムシステムトヨタSUNプランの提言書
新トヨタミニマムシステムトヨタSUNプランの提言書

全トヨタ労連では、「トヨタミニマム」(1978年制定)によって、トヨタグループに働く仲間の最低労働条件を定め、全トヨタ労連全組織をあげて取り組んできた。これによって加盟組合の労働諸条件は引き上げられ、製造組合では達成の目途がついた。これを契機に時代のニーズやライフスタイルの変化を考慮して、新たに「新トヨタミニマム(トヨタSUN(Step Up Newminimum)プラン)」が定められ、以下の内容が加わった。

  1. 「生活」という視点の評価項目を加える
  2. ミニマム基準の見直し
  3. ミニマム達成後のさらなる飛躍につながる
  4. 組織拡大に対応できる

「新トヨタミニマム」では、各項目を3段階分けし、ある基準を達成後はさらに上の基準を目指せるようにし、項目のレベルより総合点を重視することで、各組合の特色を活かした取り組みをしやすくした。これを受け、’92秋の取り組みでは、持ち家制度・マイカー購入補助などの評価点を前進させるための展開が始まった。