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2024年8・9月のテーマは
「防災への取り組み」

災害への備えはどうしていますか?

9月1日は防災の日です。近ごろは台風、豪雨、大雪、洪水や土砂災害などの自然災害によって毎年大きな被害が出ています。今年の1月には能登半島で大規模な地震が起き、日常の防災を見直すきっかけとなった方々も多いのではないでしょうか。

※Z・ONE8・9月号に、能登半島地震当時の被災地の状況・復興状況などを石川トヨペットカローラ労働組合・輪島店の方に取材したインタビュー記事を掲載しています。

今回はZ・ONEメンバーズの皆さんに、「自然災害への不安」「防災に取り組んでいるか」や「おすすめの防災対策」を伺いました。

自然災害について不安を感じていますか?

地震や大雨……不安に感じている?

Z・ONEメンバーズの皆さんへのアンケートでは、約9割の方が自然災害に対して「不安を感じている」ことがわかりました。

いつどこで起こるかわからない自然災害に、不安を感じるのも無理はありません。多くの方が災害に不安を抱える中、Z・ONEメンバーズの方々は何かしらの対策を行っているのか、皆さんの回答を見てみましょう。

自宅で防災・減災対策に取り組んでいることはありますか?

「防災対策として自宅で取り組んでいることはありますか?」と尋ねたところ、半数以上の方が災害への対策をしていることがわかりました。
2年前に行ったアンケート結果と比べてみると、対策をしている方の割合は56%から62%に増加し、防災への意識がやや高まったといえそうです。

しかし「9割もの方が災害を不安に感じている」にもかかわらず、具体的な対策をしていない方が多いことも明らかとなりました。

いつ起こるかわからない災害に向けて、Z・ONEメンバーズの皆さんにおすすめの防災対策を伺ったので、対策をしていない方、さらに対策を進めたい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
(参考:2022年10月 防災グッズなど、災害への備えはどうしていますか

防災対策として用意しておいた方が良いと思うモノ・コトを教えてください。

過去の災害や経験、メディアの情報や知人などの話を踏まえ、日ごろから災害に向けて用意しておいた方が良いと思うモノ、コトをメンバーズの皆さんに伺いました。「まだ備えてはいないけど…」という方も含め、たくさんの参考になる回答をいただきました!

非常持出品を準備する

ライフラインのストップに備えて「防災カバン」を準備している、という声が多くありました。上下水道、ガス、電気、物流がしばらく止まってしまうことを考えると、さまざまな備えが必要ですよね。
「水・食料品」「バッテリー」「ライト」「簡易トイレ」「現金・貴重品」「着替え」などを、すぐに持ち出せるよう準備している方が多くいらっしゃいました。

メンバーズの回答

  • 1週間過ごせるくらいの水と食料を準備しておく。(トヨタ輸送労働組合 40代 組合員本人)
  • 保存食、薬など含めた防災キットの準備。(アイシン労働組合 30代 組合員本人)
  • 赤ちゃん用のミルクやオムツを準備。ウォーターサーバーの水が備蓄になる。(大阪トヨペット労働組合 40代 組合員の妻)
  • 手動でできる携帯充電器、ラジオ、懐中電灯。(島根トヨタグループ労働組合 30代 組合員本人)
  • 地域の防災訓練に参加しています。防災グッズの中には、簡易トイレと排せつ物を固める凝固剤が必須だと教わり、そのため凝固剤は防災グッズに必ずいれるようにしています。さらに、子どもたちが飽きないようなグッズ(折り紙、ぬり絵、ノート)なども用意してあります。(東郷製作所労働組合 30代 組合員本人)
  • 過去の経験で、災害時に現金がなくて困ったことがあったので、キャッシュレス化が進んでいるが現金を多少は常に用意しておくことが大切だと感じた。(札幌トヨタ自動車労働組合 30代 組合員本人)

これもあると便利!

ほかにも、「これもあったら良いよ」という声もいただいたのでご紹介します。食品用ラップや古紙類のほか、子どもの気を紛らわすためのお菓子やおもちゃ、寒い時期には防寒対策も必要との声がありました。避難生活を少しでも快適にするために、用意しておきたいものばかりです。

メンバーズの回答

  • 水の制限があるのでラップなどでの洗い物低減と、身体の負担軽減にエアーマットを用意しています。(アイシン労働組合 40代 組合員本人)
  • 寒い時期だと寒さ対策が必要なので、毛布や服の上に羽織るものを準備する。地震などいつ何時、災害が起こってもいいように手元に災害対策用品を入れたリュックサックを用意しておく。(豊田鉃工労働組合 40代 組合員本人)
  • 新聞紙や雑誌などリサイクル古紙は数部取っておくと良い。火元として使えたり、トイレットペーパーやちり紙の代用、暖を取る事もできかなり使える。(トヨタモビリティ東京労働組合 20代 組合員本人)
  • 子どもがいる家庭は、ちょっとしたお菓子や折り紙など気を紛らわすものがあるとよい、と聞きました。
    (豊田自動織機労働組合 50代 組合員の妻)

災害シミュレーションをしておく

非常持出品と同様に多かったのが、「災害時の行動をシミュレーションしている」という声。災害が起きたときに落ち着いて行動できるよう、「被災時はどう動くのか」を決めておくと安心ですね。家族とバラバラに被災することも想定して「集合場所」「連絡手段」を決めている、という声もありました。

メンバーズの回答

  • 家族で集合場所を決め実際に家族全員で歩いて集合場所に行きました。実際に歩いてみると地震の時に大丈夫なルートなのか疑問に思ったため集合場所までのルートも決めました。小さい子どもがいる人は基本的な災害用具に加えて、オムツなども入れておくといいと思います。(愛三工業労働組合 20代 組合員本人)
  • こういう時、こんな時、ここにいた時はどうするか、いろんなシチュエーションで災害が発生した時にどうするかを決めておく。(オティックス労働組合 40代 組合員本人)
  • もし災害にあった時に慌てないように、日頃から自分自身も、子ども達にもどう行動したらいいのかを教えておくこと。いつも一緒にいるとは限らないので自分の身は自分で守れる強さを備えておくこと。(トヨタユナイテッド静岡労働組合 30代 組合員本人)
  • 東日本大震災の時に、私は上京して大学生でしたが、福島県に住む両親と連絡が取れず不安でした。「電話が繋がらない時の連絡方法を決めるべきだな」ととても思いました。災害用伝言板(web117)で連絡を取ることを決めました!(ウエインズトヨタ神奈川労働組合 30代 組合員本人)
※災害用伝言版(web117)…NTT東日本・NTT西日本が災害時に設置する災害用伝言版です。
参照:https://www.ntt-east.co.jp/saigai/web171/

自宅での防災対策

災害時にケガをしないよう、「家具の転倒防止」「棚からの落下防止」「重い家具のある部屋の下で寝ない」「枕元に軍手やスリッパを置く」という回答がありました。どこで被災するかはわかりませんが、災害時でも自宅は安全な場所にしておきたいですね。

メンバーズの回答

  • 家具などの転倒防止対策をする、避難経路を確認しておく、非常用食料の準備を行っています。
    (トヨタエンタプライズ労働組合 60代 組合員本人)
  • 物が倒れてこないように固定するようにしています。寝室には背の高いタンスなどを置かないようにして、寝ている時に地震などが起きても怪我をしないように気を付けています。(アイシン労働組合 40代 組合員本人)
  • 東北に出向していた際、震度6弱の地震を経験しました。棚からの落下防止がかなり重要だと思いました。お酒や調味料など、背の高い棚に置いていたのですが、全部落ちて割れて家の出入り口にガラスの破片が散らばり、かなり危険な状態になりました。突っ張り棒などで棚自体の転倒防止と、棚内から落ちてこないような落下防止も大切だと感じました。
    (アイシン労働組合 20代 組合員本人)
  • 懐中電灯は必ず枕元に置く。ガラスで足をケガしないように靴を置いておく。(東海理化労働組合 50代 組合員本人)

普段の生活からもしもに備えて行動する

「もしもに備えてちょっと多めにストックしておく」「ご近所さんとの関係性を作っておく」といった日ごろの行動や、「アウトドアの趣味でサバイバル術を磨く」という声もありました。普段の生活からできるこうした心がけは、いざという時に大きな助けとなりそうです。「まだ防災対策は手つかずで、どこから始めようか……」という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

メンバーズの回答

  • 災害が起きるとお店の店頭から商品があっという間になくなってしまうと聞いたので、普段から食品も日用品もちょっと多めに買い溜めしてローリングストックしています。安い時に買い溜めすると節約にもなって一石二鳥!(トヨタ車体労働組合 30代 組合員の妻)
  • 東日本の震災後、ガソリンがなかなか入れられなかったので、車のガソリンは少なくなってから入れるのではなく、半分くらいで給油するようにしています。(デンソーテン労働組合 50代 組合員本人)
  • 災害時に水が貴重になるので、お風呂の水は次に洗うまで抜かないように心がけています。(トヨタ輸送労働組合 30代 組合員本人)
  • キャンプなどの経験を十分しておけば、何とかなるとは思っている。アウトドアの知識と道具が助けてくれると信じている。(トヨタ自動車労働組合 40代 組合員本人)
  • 近所付き合い。困ったときに助け合えるように、挨拶だけでもいいので普段から顔を知ってもらうといいなと思いました。お水が出ないときに隣の家に助けてもらいました。(アイシン東北労働組合 30代 組合員の妻)

編集部より

今回のアンケートから、自然災害に対しては不安があるものの、防災の備えにはばらつきがあることがわかりました。
「いつどこで、どんな災害に見舞われるかはわからないし、具体的に何を備えればいいのかわからない」という方も、「防災グッズの準備もあるし、災害時のシミュレーションもバッチリ!」という方も、皆さんの回答から何かヒントを得られたのではないでしょうか。
急な災害で慌てないためにも、Z・ONEメンバーズの皆さんの声を参考にして災害対策を進めていきましょう。